ユーモラスなフィアット500

新型フィアット500は2008年3月15日に日本発売され、先代フィアット500のデザインをモチーフにした、丸っこいボディーが目を引き、注目されています。
フィアット500のデザインのディティールは、先代フィアット500の要素を取り込みながらも、クルマとしてのパッケージが良く出来ています。
フォルクスワーゲン・ニュービートルや、現在はBMWグループのブランドの一つのMINIは、スタイルのために多くの犠牲にした部分があるが、フィアット500はかなり理詰めで作られているような印象をもたれています。
フィアット500のヘッドライトもボディーの四隅も丸くなって、ユーモラスさを感じさせるフロントマスクが、新型フィアット500を見た人達のニヤニヤしてしまう秘密のようです。
フロントもリアもオーバーハングを切り詰めたコンパクトなボディーのフィアット500には、6色のボディーカラーが用意されています。ルパン三世も新型フィアット500に試乗したいでしょうね。

フィアット500の試乗車

フィアット500のハンドリングでは、軽快さや俊敏さは見えないのですが、必要以上に重々しくなく、たおやかに走っていく印象があります。
フィアット500「1.2 8V ラウンジ」は、排気量1.2LのSOHC8バルブエンジン、最高出力69ps/5500rpm、最大トルク10.4kgm/3000rpmの仕様で、販売価格は、車両本体価格が225万円です。
前がディスク、後がドラムのブレーキで、タイヤサイズは185/55R15。
特別仕様「ラウンジSS」のフィアット500には、標準装備されているのがフロントフォグランプ、オートエアコン、リアパーキングセンサーで、200台の限定車になります。
石畳を敷き詰めた凹凸のある路面走行では、フィアット500の室内の騒音レベルがほとんど変化しないことから、フロア剛性がとても高いようです。近年、衝突時の安全性能のレベルが高く要求されているため、国産の小型車でもフロア剛性の追求結果、操縦性の安定性が向上してきているが、フィアット500のフロア剛性は、さらに一歩先を行っているようです。

フィアット500の試乗感想

燃料が無鉛プレミアム指定のフィアット500のエンジンは動き出しから実用的なトルクがしっかりしており、扱いやすい感じが試乗で感じています。
フィアット500のMTベースのセミAT「デュアロジック」は、走り始めてしばらくの間違和感があり、発進時の半クラッチ状態でのギクシャク感や、1速から2速にシフトアップする際の空走感に少し気になったのですが、アクセルをていねいにそろそろと踏むより、ある程度思い切った踏み込みにすると、気になる挙動が解消されます。
デュアロジックのフィアット500はある程度、アクセルをラフに踏んだ方がいいようです。
フィアット500は基本構造がMTになっているため、アイドリング中にクルマがゆっくり走る「クリープ現象」は起こりませんが、坂道発進する場合、従来のATのように運転しますと、ズルッと後退してヒヤッとする場面も起こるかもしれません。
勾配5%以上のかなりきつい坂道ではジャイロセンサーで坂道を検知し、ブレーキペダルから足を離しても、約2秒間フロントブレーキの液圧を保持して後退を防ぐ「ヒルホールドシステム」という装備が、フィアット500には付いています。

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